夜景撮影のマナー

はじめに

最近は世相を反映してか、写真撮影をする際に許可が必要だったり、三脚の使用が禁止されていたりする場所もあります。また、プライバシー保護の観点から望遠レンズでの撮影を禁止しているところもあり、場所によってルールは細かく異なってきます。しかし、その一方でマナーを守らない撮影者も意外と多く、それによって三脚使用が禁止になってしまった展望室などもあります。ここでは、夜景撮影をする際の必要最低限のマナーについて記してみたいと思います。

ローカルルールを把握する

公共の展望室(市や区の役所など)では独自にルールを設定しているところが多くあります。例えば、撮影は可能だけれど三脚使用は禁止、三脚も可だが許可証が必要など多岐にわたっています。事前に行く場所のルールをご確認下さい。なお、許可証は名前等いくつかの項目の記入だけで簡単に発行されるケースがほとんどです。

三脚の使い方

夜景は長時間露光が必要なので、どうしても同じ場所に長時間カメラをセットする事になります。あまり人の居ない場所なら問題ないのですが、多くの人が訪れるようなスポットではあまり長い時間同じ場所を占拠するのは考えものです。こういったときは何枚か撮り終えたらその時点で一度場所を移動し、しばらくしてから戻ってくるのが良いでしょう。

三脚で場所取り

三脚はカメラを固定するための道具です。場所取りのために置いておく道具ではありません。美しい景色はみんなが見たいもの。独占するべきではないでしょう。カメラ暦の長い人ほど三脚を場所取りに使う傾向がありますが、そう言った行為が原因で三脚使用が禁止になった場所もある事を肝に銘じるべきでしょう。

機材

仕事や学校帰りにちょっと夜景を撮りに行く…。そんな時には気にならないのですが、休日に機材一式を持って撮影に行くと撮影中の機材の置き場に困るものです。広い公園などでは問題ないのですが、人の多い展望室などに撮影に行く時は撮影時に荷物が他の人の邪魔にならないように気をつけましょう。

立ち入り禁止場所へは入らない

当たり前なのですが残念ながら守らない人もいるのが現実です。撮影者は「関係者」ではありません。確かに人が入れない場所からは他の人が撮れない写真が撮れるかもしれません。しかし、そのためなら何をしてもいいという事にはなりません。

さいごに

ここまでは三脚の使い方などの撮影時のマナーについて記しましたが、それ以外にも大声を出さない、ゴミを捨てないといった事は公共の場では当然なのは言うまでもありません。最近は写真撮影に関するルールや規制が厳しくなり、撮影者受難の時期なのかもしれませんが、守るべき事はキチンと守って楽しく撮影したいものですね。

2010年5月 掲載